竹原編集長の明るいコラム

安いのは本当に良いことなのか? (Free)

2012年3月10日

◎LCCピーチがえらい人気

関西国際空港を拠点にするLCC「ピーチ・アビエーション」がスタートしたこともあって、テレビを見ていると、ピーチニュースで持ちきりです。搭乗体験談など、いろいろと消費者の声をひろっていますが、LCCを総じて肯定的に報道しています。
高速バス並みで行けるわけですから、確かにお得感があります。キャンペーンとして数百円という値段も登場、大阪から京都へ行くような値段です。

◎ホンマにムリないの?

原価計算ではありえない料金です。もちろん、空気を運ぶことを思ったら、それで良いのかも知れません。が、ビックリ価格で、人気をあおっているようにもみえます。
そのために、事務所は中古の機器で涙ぐましい節約に努めているようにも報道されています。しかし、そんなもので、料金が何百円になるわけがありません。どこかにムリがあるように思えてなりません。

◎通信のLCCも大丈夫?

飛行機のような安全性が一番求められるもので、ホンマに価格競争してよいものでしょうか。LCCは安全性には一番気を配っていますと言われますが、狭い空間でいっぱいの人が乗っていたら、やはり安全性は落ちると思います。
このほか、通信関連でも飛行機のLCCではありませんが、通信キャリアの安売り合戦が目立っています。ゼロ円など、消費者の気を引くようなテレビCMが、たくさん流されています。

◎安いデメリットもある

でも最近では、通信トラブルも増えているようです。当たり前です。安くすると、みんなどんどんかけて、どうでも良いことでも、メールしたりします。暇つぶしメールも増えています。
その結果、肝心なメールが遅れないという事態にもなっています。安くすると、利用者が増えますが、それによるデメリットもいっぱいあるのです。
飛行機だって、バス代わりにみんなが乗り出したら、滑走路が込み合い、これまで以上にテイクオフに時間がかかるでしょう。空の渋滞は今でもあるのに、さらに深刻になりそうです。CO2も問題です。

◎水道哲学への批判

飛行機や通信にしろ、安くなって誰でも利用したら、ホンマにパンクしてしまします。こういうものは、ぜいたく品として、ときどき利用する程度が良いのではないでしょうか。
松下幸之助さんの「水道水のように家電製品をみんなが使えるように安く供給したい」と水道哲学。尊敬される幸之助さんですが、この発想は環境にはやさしくなかったいうことで批判されたりもしています。

◎マスコミはもっと突っ込んで

その時は良くても、後で大きな問題になるケースは少なくありません。LCCにしても、「安い」「狭い」などの視点だけでなく、マスコミはもう少し違う視点で突っ込んで欲しいと思いました。


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