◎なぜか元気な女性目立つ
このコラムでの、良く登場するのが女性活躍の話です。女性社長であったり、社員のなでしこ軍団であったり、最近なぜか元気な女子が目立つのです。
消費市場を担うのは確かに男子ではなく、女子です。百貨店の売場も、最近はメンズ館も出てきて、ちょっとは盛り返してはいますが、大半のフロアは婦人衣料や雑貨、家庭用品の売場。
◎日本の消費を動かすのは女性
家庭でも、お父さんの消費権限はビールの銘柄ぐらい。そのほか、車、住宅、学校選びなど大きな買い物のほとんどは、お母さんが実権を握っていると、言われています。
ということは、日本の消費を動かしているのは、女性なのです。女性の社長や社員は、ニーズにマッチしたビジネスを展開できるのです。だから、女性が活躍する会社は元気なわけです。
◎男性社員のだけの会社
そうなると、男性はみんな元気がないのか?なかには、そんな人もいないではないかも知れませんが、元気な人もいるのです。
ということで、今回は女性ではなく、元気な男性軍団を取材してきました。運輸倉庫会社です。大手企業の休眠敷地内にありました。従業員さんは22人。その大半は男子です。ただ、一人だけ九州の営業所おられるそうです。
◎あいさつも出来ません
「男ばかりの会社。あいさつもちゃんと出来ません。明るい会社ではありませんね」と社長さんは笑いながら話されます。ただ、会社の門の事務所で場所を聞いた時、愛想よく社長さんのおられる場所を教えていただきました。
それを言うと、「いや、それは今日の朝、みんなに取材に来られる人があるからちゃんと対応せんとアカンときつく言ったからでしょう」とまたまた笑われました。
◎女性は要りません
「お客様が来るわけでもなく、運送の手配がメインですから女性は要りませんね」ときっぱり。男子ばかりで、怒鳴りあい、言い合いばかりで、殺伐とした職場だそうです。
だからこそ、社長さんは職場を明るくしたいとおっしゃいます。でも、この社長は、職場の花になるような女性の採用は全く考えておられませんでした。
◎約束はしっかりと守ります
「仕事で口げんかになっても、後はさっぱりしたもの。男ですから、約束はしっかりと守ります」と、男子の良いところをアピールされます。実際、お客様に対しても、受けた仕事は途中でどんなことがあっても実行するのが自慢だそうです。
男の職場で、男の約束を守る。これがこの会社さんの信頼、信用となって、お客様をしっかりと増やしておられるのでした。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞