かつて日清・日露の戦いを制した東方の小さな島国に、欧米諸国は驚愕し、日本国家の徹底的な研究を進めた。江戸幕府の「お家取潰し」をさけるため、領国経営に細心の注意をはらい、隠密活動による、情報収集能力は、明治開国となっても、日英同盟を結びつちかわれた情報能力を駆使し二つの戦争に勝利し、「武士道の国」と称えている。
日本研究は米国でも話題をよび、ケネディ大統領は上杉鷹山を、マッカーサーは乃木希典に傾注したと聞く。
なかでもヘレンケラーの両親は江戸の盲目の大学者「塙 保己一」を知り、三重苦の娘を有能な教師に一類の望みを託し世界に名をなす女性に成長させた。
戦後の占領政策は日本研究をもとに「大和ごころ」を消し去る教育を徹底、六十年を経た今、大津の中学生自殺に代表される教育界の混乱は極みに達している。米国大統領教書や英国首相の演説においても国民の未来を占める教育対策に最も時間を費やすが、日本の歴代首相の教育にふみこんだ演説はほとんど記憶にない。
古来より日本列島は幾多の災害をのりこえ、戦後の焼土から立ち上がった忍耐強い「大和ごころ」が土壌に染みこんでいる。これを取り戻す教育が再現されればまだまだ二十一世紀は明るいものとなるだろう。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞