丹波焼の窯元が一堂に集まった「第35回丹波焼陶器まつり」が10月20日、21日の両日、兵庫県篠山市で開催。兵庫県内の伝統工芸品も参加、兵庫の“いいもの”が全員集合だ。
篠山市今田町の緑豊かな丹波立杭。800年以上にわたり受け継がれてきた丹波焼は、瀬戸、信楽、備前など日本六古窯の1つに数えられる。現在県道292号線沿い約3キロメートルに約60軒の窯元が点在している。
陶器まつりは、丹波伝統工芸公園「陶の郷(すえのさと)」をメイン会場に、篠山市今田支所周辺、兵庫陶芸美術館、各窯元で開催。
陶の郷では、カリスマの左官職人が仕上げた漆喰の空間で「丹波大茶会」が今回初めて開かれる(お茶とお菓子付500円)。実演・作業場を会場内に再現するほか、丹波自慢のうまいものも味わってもらえる。今田支所では、約40軒の窯元が、丹波焼をテントで一斉販売する。
和ろうそく、豊岡杞柳細工、三木金物など兵庫の伝統工芸10種類が集まり、「兵庫の伝統的工芸手しごと展」も開催。このほか、企画展、新作展、特別展なども計画されている。
「2日間で丹波の“地の力”をみてもらいたい」(北村圭治実行委員長)と、約10万人の来場を見込んでいる。
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