◆『やわらかアタマで新商品開発』を特集
今回は大阪市内にあるモノづくりの会社です。
創業62年の歴史のある会社です。つくっているのは、ものを置く棚、その棚を支える棚受けと呼ばれる金具です。大変、地味な商品です。どこでもつくっているような商品を、こちらの会社でもつくっておられたのですが、価格競争になり業績が厳しくなってしまいました。そこで、2代目の娘さんが「アイデアを結集してオリジナル商品をつくりたい」と、新商品開発に乗り出したのです。
そのヒット商品が、取り付けのためのネジなどが見えない備え付けの棚のようなシンプル棚受けです。 これをきっかけに、社員がアイデアを出し合う提案会議を毎週開かれます。社員は約10人ですが、皆さんいろいろなアイデアを出されます。実現不可能なものもいっぱいあります。「それでエエです。これをきっかけに柔らか頭になって新しい発想が生まれてくれば、会社にとっては大きなプラスです」と。社員の能力開発のトレーニングしているのです。
山岡アナからは、「商品化になっているのもたくさんあるのですか」と質問。でも、実際はあまりありません。それより、「社員がいっしょになって新商品開発の知恵を絞っている」という姿勢が大事です。そうすることで、会社も元気になりますとコメントしました。
余談ですが、この女性社長さん、夜はジャズを歌っておられるそうです。
(2009年9月28日午前7時50分放送)
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞