地域密着型金融に関するシンポ

2013年5月 2日

近畿財務局の主催による平成２４年度地域密着型金融に関する会議（シンポジウム）が３月１８日に大阪市内で開催。

６００人を超える多数の参加者の中、「中小企業の事業再生等について」をテーマに話し合った。会議では池田篤彦近畿財務局長があいさつ。その後、山形のきらやか銀行の粟野学頭取としずおか信用金庫の田形和幸理事長が、子会社を用いた事業再生支援、地域の面的再生への参画にかかる取組み事例について発表。

京都信用保証協会の嵯峨哲夫専務理事が、京都再生ネットワーク会議による地域企業再生への取組みを説明した。この後、大塚雅良理財部長が金融円滑化法終了後の中小企業に対する経営支援強化の具体策を示した。

続いて、竹原信夫編集長がコーディネーターとなったパネルディスカッションが行われた。前半の３講師に、池田泉州銀行の藤田博久頭取と大髙友紀関西事業再生支援センター会長、福田尚好中小企業診断協会会長が加わり、貸し手と借り手側から意見交換。地域に根付いた支援策進める一方で、経営者の意識改革が必要と訴えた。