◆『地域密着で顧客開拓』を特集
今回は京都にあります大手企業の社内ベンチャーを取材しました。
事務用品の通信販売をされていますが、年商6億円の元気企業です。その元気のヒミツは“地元密着”でした。
京都市内にある町家を借りて、そこで夜には頻繁に交流会を開かれます。いろいろな人が集まって異業種交流されており、ビジネスにも役立っているのです。昼には、主婦の集まりや経営者の勉強会などに無料で貸し出しされています。そこで集まった人たちが、お世話になったのだから、事務用品を買うならここから買ってあげようとなるわけです。また、この社長さんは社会貢献活動にも力を入れておられ、国内では障害者のイベントに寄付されています。海外ではカンボジアの小学校へ日本の中古文房具の寄贈、現地小学校の建設にも協力されているそうです。
そんなことも評価されて、自然発生的に同社を応援してあげようというサポートができました。このサポーターが営業支援してくれるそうです。創業当初は、経営もなかなか厳しかったようですが、地元の人たちと顔と顔を突き合わすネットワークを構築。新規顧客の開拓にもつながっているのです。
地元への社会貢献が、結果として営業にも役立っているわけです。不況期こそ、こうした地元に応援してもらえる仕組みが大切です。
(2009年1月29日午前7時45分放送)
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞