竹原編集長の明るいコラム

ノレンがなくても元気!京都の扇子屋さん(Free)

2013年11月23日

◎創業50年はまだまだ

時々、京都に取材に行きます。大阪とは違って、京都らしいビジネスがいっぱいあります。織物、染色、陶器など伝統産業が多く、その歴史もハンパではありません。
大阪では創業50年というと、そこそこ歴史のある会社と思われます。しかし、京都では、「うちはまだ50年足らず。周りの会社に比べたらまだまだひよっこですわ」と、本心で言われるほどです。

◎京都の後進扇子屋さん

そんな京都で先日、扇子屋さんを取材しました。いかにも歴史がある老舗の雰囲気です。ついつい、「歴史がありそうですね」と、質問しましたら意外な答えが返って来ました。
「昭和の生まれですよ。まだ50年足らずです」と、2代目の社長さん。たぶん、扇子業界では京都で創業100年以上の会社はたくさんあるのでしょう。だから、まだまだ新しい会社ということです。

◎新しいことに挑戦

扇子も舞踊用、観賞用といろいろありますが、こちらでは夏物と呼ばれる実用の扇が中心です。一時期は、全国の多くの百貨店で販売されていましたが、その後、扇の需要が激減し、縮小されました。
その代わり、京都の直営店では、観光客向けの扇子づくりの体験教室などを開催されていました。それ以外にも、新しいことに積極的に挑戦されていました。

◎和雑貨のお店

まず、始められたのが、和雑貨のお店でした。扇子だけでなく、観光客が喜びそうなおみやげ雑貨です。さらに、京菓子店も始められました。超高級な和菓子ではなく、金平糖、あめ、チチボーロなど昔懐かしい、大衆的なお菓子です。
現在は、こうした和雑貨、和菓子のお店を5店舗持っておられます。最近では、菓子工場も建設されました。売り上げも、扇子とその他の商品がほぼ5割になっているようです。

◎京都ブランド積極活用

「うちはノレンがないのが良かった。ノレンがあるとなかなか新しいことやれませんからね」とおっしゃいます。その一方、京都ブランドを徹底的に活用されます。全国から見ると、京都ブランドは絶大な力がありますからね。
京都のエエとこ取りをしながら、元気な経営を展開されていました。


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