岩井加工所(tel 06・6 607・4330)は、お 箸や筆などを入れる細い袋を得意とする。We bサイト「細巾舎(ほそはばや)」(http://www. hosohabaya.com/)は人気で、全国から注文が 舞い込む。
大阪市阿 倍野区阪南町 に本社工場を持ち、今年創業46年を迎える製袋業者。「父の時代は お菓子袋などをつくっていましたが、今は細い袋に特化しています」と2代目社長の岩井達郎社長。
「当初は幅1・3センチが限界でしたが、あるとき釣りのウキを収納できる袋が欲しいと言われて、幅1センチの袋をつくりました」と。現在は、 幅2・5センチ以下、もっとも細いタイプなら幅5ミリの超細袋もつくることが出来る。
「経営者というより職人に近いですね。お 客様から頼まれると、一緒になって最適な袋 を考えています」と。折り曲げ式ヘッダー袋、 台紙が要らずにきれいに見える合成紙を貼り 付ける機械など、自社開発の装置もある。
主な素材は、PP(ポリプロピレン)。お箸を はじめ文房具、化粧筆、筆、編み針など、細長 い商品の収容袋として使用されている。いち早く 10年以上前からWebサイトを構築、今では売 り上げの2割はネットからの注文。広島、北陸な ど全国にお客様が広がっている。
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