竹原編集長の明るいコラム

社長の海外移住で会社を元気に (Free)

2013年12月14日

◎ワンマン経営がイメージ

中小企業は、大企業のように組織的な動きが出来ません。出来ないというより、しないのです。社長さんが、全て自分でやってしまうからです。
「俺について来い!」。 一国一城の主、ワンマン経営が中小企業のイメージでもあります。社員はいつも社長に振り回され、自分たちの意見をなかなか聞いてもらえません。社長の経営でうまく行けばハッピーですが、失敗すると社員も悲惨な目にあってしまいます。

◎シンガポールに滞在

そんな中小企業の社長像。最近取材した会社では、社長さんに変化の兆しが見えてきました。ある中堅商社の2代目社長さんは、今年1年間シンガポールの現地会社に滞在、日本には時々帰って来られる程度です。
たまたま、日本に帰っておられる時に取材出来ました。「日本が本社なのにどうしてシンガポールにおられるのですか?」と、お聞きしました。「お客様がどんどん海外へ行かれます。海外市場を強化しないと将来はありません」と。

◎現地の生情報をキャッチ

社長さんは、これまで出張で海外には行っておられますが、「現地に住んでみないと本当の情報はつかめません。生活すると分かることいっぱいあります」と指摘されます。実際、現地経営者とお付き合いされたり、日系企業の現地トップとの交流を深められて、成果が上がっているそうです。
日本の本社を留守にされていましたが、インターネットで簡単にコミュニケーションを取れること。逆に社員が、社長の指示を待つだけでなく、自分たちで考え行動できるようになったそうです。

◎社長が海外留学へ

「日本で留守を守ってくれる父もやりがいが出たのではないですか」と、冗談を飛ばされます。この社長さんの1年間のシンガポール勤務は、同社の将来の発展に大きく貢献しそうです。
また、あるITベンチャーの社長さんは、来年海外留学を準備されていました。社長さんから直接聞いたわけではありませんが、社員は「どうやらうちの社長、来年海外行くそうです」とおっしゃいます。

◎社員みんなの知恵で経営

社員には慌てた様子はありません。「今だって、結構長期間、会社を留守にされたりしていますからね」と。独自の顧客満足を追求したホームページの制作など、ユニークな戦略を進めておられます。
社長が独断でやるのではなく、社員みんなが知恵を絞った戦略を進めておられました。だから、社長さんは気軽に海外へ行けるのでしょう。これが、ワンマン社長だったら、こんなことは出来ません。

◎ワンマン経営から脱皮

グローバル化の中で、 社長が海外に住むのは、海外市場の拡大だけでなく、ワンマン経営から脱皮するためにも必要かも知れません。社長の海外移住、おもしろい試みだと感じました。


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