竹原編集長の明るいコラム

ビジネスチャンスを見つけよう!(Free)

2013年12月21日

◎ビジネスのきっかけは

 何がきっかけでビジネスが始まるか。毎日、中小企業を取材していますと、面白い話をたくさん聞かせてもらいます。お客様のちょっとした声がヒントになって、新しい事業を始めたケースは少なくありません。
 「背中にシップ薬を貼りたいが、1人住まいなのでうまく貼れない」。こんな声を聞いて、1人でも背中にうまくシップ薬が貼れる商品を開発。マスコミで話題になっている中小企業もあります。

◎兵庫県の散髪屋さん

 先日取材した化粧品関連のベンチャー。こちらも、お客様の声がヒントになりました。こちらの親会社さんは、兵庫県で散髪屋さんを経営されています。
 地元では歴史のある散髪屋さんです。そのオーナーさんは、理髪師で地元の人の頭を刈っておられました。周辺には大手の工場もたくさんあり、そこで勤めている社員さんも来られるのです。

◎お客様の言葉がきっかけ

 ある時、大手企業の化学工場に勤めている技術者さんが頭を刈りにこられ、そのときの一言が新しい事業を起すきっかけになったのです。「ちょっと変わった素材を開発したのだが、何か良い使い道はないやろか?」と。
その言葉がきっかけとなり、オーナーはその素材に興味を持ち、本格的に用途開発に乗り出されたのです。当時はアイロンパーマが流行っていたのですが、高温で髪を傷めるという問題がありました。

◎自宅の駐車場を工場に

 この素材を活用することで、低温でもパーマが出来る画期的なパーマ液を開発されたのです。毎日、お客様が来ますから、そのお客様を実験台にして改良に改良を重ねて、ついに低温でもパーマができる画期的な商品を開発されました。
 自宅の駐車場を工場にされて、製造を開始されました。その評判を聞きつけた理美用品を扱う商社が、本格的に販売、全国展開されるようになりました。

◎年商数億円の会社に

その後、散髪屋さんとは別に新会社を設立。隣に事務所と工場を建てられ、低温パーマ液だけでなく、それ以外の理美用品の新商品の開発に乗り出されました。
今では、全国でもトップクラスの理美容師さんから、高い評価を受ける理美用品の開発会社としても知られています。専門雑誌にも取り上げられるほどの会社です。年商数億円の会社に成長されました。

◎なにげない会話が大事

会社は後継者に渡され、このオーナーは、今も散髪屋さんでお客様の頭を刈っておられます。そして、新商品を開発したら、オーナー見てもらい、お客様に試してもらって、意見を言ってもらっているそうです。
確かに、散髪屋さんは情報が集まる場所です。世間話をしながら、ビジネスのヒントをつかむ、そんな感性を養うべきです。別に散髪屋さんだけではありません。なにげない会話の中からビジネスチャンスを見つけましょう。


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