竹原編集長の明るいコラム

脚光を浴びる金属製のマーク(Free)

2014年3月15日

◎社名や商品のロゴマーク

モノづくりと一口に言っても、色んなモノづくりがあります。例えば、自動車。エンジン周りや駆動部分の部品を作っているところもあれば、シートやミラーなど走るという機能とは直接関係のモノづくりもあります。
先日、取材に訪れた会社では金属製のマークをつくっておられました。自動車やバイク、産業機械、家電製品など色んな商品に付けるものです。社名もあれば、商品名もあります。

◎イメージを高めるツール

商品の機能とは、直線関係ありませんが、商品のイメージを高めるという点では、大きな役割を果たすもの。モノづくりにとっては、重要なところでもあります。
「結構忙しくてね。土曜日も出勤しています」と、社長さんは嬉しい悲鳴です。やはり、リーマンショックの直後は厳しい状況に追い込まれていたそうですが、最近は順調に仕事が増えているそうです。

◎高級化の波の乗る

その理由の1つが、世の中“プレミアムの傾向”です。アベノミクスの効果からか、昨年の後半からプレミアム商品が売れ出しました。消費者の気持ちが、安いものより高級なものを求める傾向が、より強まっています。
こちらの金属製マークは、そのプレミアム、高級化の傾向の波に乗っているのです。従来、シールや印刷で済ませていた商品のマークも、高級化をアピールしようとすると、高級イメージの強い金属製に変えなければなりません。

◎自動車から産業機械

プレミアム傾向は、自動車やテレビ、ビール、食パンなど一般消費だけでなく、産業向けの機械装置にも広がっています。付加価値を高めるちょっと高級な機械装置には、マークも高級にしないといけないのです。
もともと自動車などはその傾向にあり、高級車のマークをつくっておられます。最近は、そのほかの産業用製品でも、マークへの関心が強まっているのです。
「大手モノづくり会社のデザイン担当者が、当社に来るようになりました。製品の機能だけでなく、マークにもかなり気合が入ってきました」と喜ばれます。

◎ネット受注が軌道に

もう1つが、ネットでの受注でした。これまでは、商社経由の仕事がほとんどでしたが、ホームページを開設してから、メーカーから直接仕事が取れるようになったそうです。
「値段を聞かれてビックリされます。商品をイメージアップさせて、コストダウンにつながっているようです」と。メーカーのニーズにマッチしている金属マークは、産業界から注目されています。

◎産業界の関心強まる

今後、デフレからインフレへの流れが強まり、高級商品が増えるでしょう。高級化のツールとして、産業界の金属製マークへの関心がさらに強まりそうです。


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