竹原編集長の明るいコラム

履くから伝える、靴下メーカーの挑戦 (Free)

2014年3月29日

◎多彩な情報発信

情報発信する媒体には、いろんなものがあります。新聞、テレビ、ラジオ、雑誌。さらに、最近ではインターネットを活用したソーシャルメディアが台頭しています。
まだまだあります。街を歩いていると、看板、巨大な液晶ビジョン、電車の中では吊り広告。サラリーマンが持っている会社名入りの封筒、女性のショッピングバッグのロゴと目につく情報はたくさんあります。

◎メーカーの生き残り戦略

知らないうちに、こうした媒体物から情報が頭の中にインプットされているのです。情報発信ツールは、新聞、テレビ、ラジオなどのマスコミだけではないのです。
情報発信ツールが多様化されています。先日取材しました靴下メーカーさんでも、そのことを実感しました。なんで、「靴下メーカーが情報発信やねん」と思われるでしょう。そこには、靴下メーカーさんの生き残り戦略がありました。

◎ネットでオリジナル靴下

80年の歴史を持つ会社です。が、中国をはじめ海外から安い靴下が大量に日本市場に入って来ました。こちらの会社も、厳しい状況に追い込まれてしまいました。
「工場を閉鎖して再出発しようと思いました」と、6代目の女性社長さん。残した2台の編み機を使って考えられたのが、インターネットを活用した販売方法。もう1つが、よそにはない究極のオリジナル靴下でした。

◎世界でただ1つの靴下

よそと同じような靴下なら、どうしても価格競争になっていまいます。でも、よそにはない靴下なら、価格競争には巻き込まれません。そこで考えたのが、究極の世界でただ1つの靴下づくりでした。
インターネットで、スポーツチーム向けの名入れ靴下を募集されます。チーム名だけでなく、個人名を入れてあげ、さらに好きな言葉を入れるなど、1足からつくられます。

◎履くのがもったいない靴下

プレゼント用の靴下もあります。敬老の日には、「おじいちゃん いつまでも元気でね」とお孫さんの名前を入れることもできます。「ありがとう!」の言葉や名前が入ったプレゼント用のハートメッセージ靴下は人気だそうです。
こちらの会社の靴下の販売キャッチコピーに、こんなものがありました。「履けない靴下、ハートメッセージ靴下」でした。「どういうこと?」と確認をしましたら、「履くのがもったいないと思える靴下です」と。

◎発想かえるとビジネス

「大切な人へ、心を伝える足に履く心の宝石です」とおっしゃいます。そう、靴下も人に感動を与える立派な情報発信ツールでした。“履くから伝える”へ、発想を変えると、新しいビジネスが生まれてきます。頑張りましょう。


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