提供！元気な音色 ─年間約４００台を供給

2014年3月29日

京都府宇治市のヒガシ弦楽器製作所（TEL ０７７４・２２・３２２７）は、コントラバスの国内トップメーカー。国内の学校などに年間約４００台を供給し、コントラバスの元気な音色を提供する。

「コントラバスを中心に１５歳から弦楽器を作ってきました。その後独立して３５年になります」と、代表の東澄雄さん。コントラバスの製造一筋、今年７０歳の楽器職人だ。

全国でコントラバスを専門につくる会社は、以前は数社あったが、今では名古屋のメーカーと同社の２社に減少。「普及品タイプが主流でしたが、最近は手づくりの高級品にも力を入れています」と。工場内には、オリジナルの多彩な木工機械が配置。切削、曲げ加工などの機械化に取り組む一方、スタッフ７人が丹精込めてコントラバスを生産する。

価格は材質などにより２０万円から１８０万円間幅広い。演奏家の要望に応えて、通常のサイズより小さめで持ち運びにも便利なミニコントラバスなども商品化。外国製コントラバス修理のニーズにも対応している。本社工場近くのショールームでは、コントラバスの演奏家石井博和・アンサンブルバスフライト代表とコラボし、コントラバスだけの演奏会を無料で開催。人気を集めている。