鋼材販売、板金加工を行う佐々木鋼材(TEL 072・993・0944)の佐々木一智社長は、父の跡を継いで二代続けて地元の野球チームの監督を務める。野球つながりのネットワークで、多彩な仕入や販売先を確保、趣味を活かした元気な経営を進めている。
創業は昭和38年。大阪府八尾市北木の本1丁目で鋼材販売と隣接地に工場を設け、シャーリング、レーザー、曲げ、プレス、板金加工などを行う。現在では、加工部門が売り上げの7割を占めるまでに成長。
多品種小ロットの仕事がメインで、販売先は100社以上、仕入先は50社以上に及ぶ。「おかげで景気の影響も少ないのが特色です」と佐々木社長。堅実な経営を進めている。
その多彩なネットワークづくりに貢献しているのが、地元の軟式野球チーム「スターズ」。「父が会社創業と同時に立ち上げた草野球チームです。父から社長を継ぐと同時に野球チームの監督も引き受けました」と。
スターズは約20人のメンバーを抱え、大阪府軟式野球連盟の天王寺支部に所属。昨年は50周年の記念式典を行う名門チーム。佐々木 さ ん も、父と同様に野球好きで、学生時代から野球部で活躍、現在は新日本スポーツ連盟の副理事長、審判部長も務める。
「野球で知り合ったお客様もたくさんいます」と、野球ネットワークの広がりが経営にも役立っている。
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