竹原編集長の明るいコラム

オンリーワンのはんだビジネス(Free)

2014年4月 5日

◎前向きな姿勢が大事

大手企業の工場が、どんどん海外に出てしまいました。大手企業の下請けで、部品加工をしていたところは、仕事がなくなってしまっています。皆さん、大変困っておられます。
「もうアカンな」と思われたところは、工場を閉鎖されました。一方、「いや、こんなことで負けてられへん。何とかせな」と、前向きなと経営者さんは、その困難を乗り切り、危機を脱出されています。

◎はんだ作業のDVDを製作

先日、取材しましたモノづくり企業さんも、典型的な危機脱出組でした。社長さんはおっしゃいます。「電子部品加工の仕事がなくなり、クワガタの養殖などいろんなビジネスを考えました。が、どれもうまく行きませんでした」と、振り返られます。
そんな中で、思いついたのが、これまで部品加工で身近なはんだビジネスでした。「工場で新しい人に、はんだの仕事をさせようとした時、教材が全く無いことに気づきました。これは不便やなと思いました」と。そこで自分でハンダの仕方をビデオに収め、ナレーションもすべて自分でつけて、はんだ作業のDVDを作成されたのです。

◎10本のDVDを販売

DVDの複製からパッケージも全て社長さんの手づくり。インターネットで試しに販売されたそうです。そうしたら、全国からたくさんの注文が寄せられ、はんだ教材がビジネスになると確信されました。
DVDの教材に自信を持たれ、次々とはんだ作業のDVDを製作。現在、約10本近いDVDを販売されています。また、教材用の本も開発されました。

◎日本はんだ付け協会発足

その後、溶接作業などはスキルに応じた資格制度があるにもかかわらず、はんだには資格が無いことに気付かれ、「日本はんだ付け協会」を発足、はんだ検定制度を始められました。全国で検定試験を行っておられます。
また、自分で電子機器をつくるマニアが多いことに気付かれ、個人向けのはんだ委託加工のビジネスも始められました。1個8000円からと安くありませんが、全国から宅配便で委託部品が寄せられていました。

◎コツを掴むと発想が湧く

「うーん」と唸るようなビジネスアイデアがたくさんありました。この社長さんは、ビジネスのコツをつかまれたのです。コツが分かると、次々と新しいビジネスの発想が湧きます。
教材や個人向けの委託加工に続いて、今度ははんだアートなど、オンリーワンのはんだビジネスを考えておられました。 


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▶魅力と驚きが詰まった作品展


三田理化工業社長 千種 純さん

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