滋賀建機(TEL0749・42・8668)は、建設機械を中心に多彩な事業を展開、長野県ではスキー場の経営にも乗り出した。販売キャンペーンは全社員が一丸とって取り組むなど地元の元気印企業だ。
滋賀県愛荘町に本社を置く滋賀建機は、県内に6社のグループ企業を持ち、建設機械のレンタル ・ 販売から運輸、太陽光発電、イベント、通信機器など各種の事業を進める。昨年の冬から新たに始めたのが、長野県飯山市でのスキー場の経営だ。
「スキー場の経営は全く初めてですが、ビジネスだけの理由で始めたわけではありません」
と、蔭山大輔専務。事実上倒産した戸狩観光の戸狩温泉スキー場の再建に乗り出すもので、そこには蔭山明夫社長の“恩返し”の精神があった。
学生時代、この戸狩温泉スキー場で過ごした思い出の場所でもあり、経営の支援を打診されて快諾。「戸狩らしさで再生したい」と昨年末から運営、早くも前年を上回る来場を達成した。
今後はスキー板のレンタル、スキー場の機械装置のメンテナンスなど、これまでの事業活動を活かして、スキー場経営にも役立てたい考えだ。販売キャンペーンなど社員が一丸となっての取り組みも強み。2年前の創業40周年感謝祭では、2日間で8500人を集めた。社員の自主的な活動で元気づくりを進めている。
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