岩野マーク(TEL072・949・2824)は、自動車のエンブレムや産業機械のロゴマークなど
金属マークを製造。
高級マークの需要が高まる一方、インターネットを活用した安価な製造直売でフル操業の元気な経営を進めている。
「モノづくりは面白いです。自動車などに付けられた自社製のマークを街で見かけるのは楽しい」と
話すのは大森俊雅社長。大森さんは、元ホテルマンで10年前に義父の会社に入社し、モノづ
くりを引き継いだ。
リーマンショックなど厳しい状況を乗り越え、製品の高級化で従来のシールや印刷マークに代わって、
高品質金属マークが一段と注目。
土曜日も操業する忙しさだ。
「ロゴマークはその会社の顔でもあり、メーカーさんは大事にされています。
特に最近は製品や装置の付加価値を高めるためにも高級なマークを求めるケースが増え
ています」と話すのは中西節工場長。
産業界から高級感のある美しいマークをつくれる工場として、脚光を浴びる。
また、5年前に独学でホームページを開設。
今では売上高の1割はネットからの注文。
「営業スタッフはいませんが、リピーターと口コミ、ネットでの直接受注も増えています」と、収益
にも貢献している。
「日本人はマークにこだわります。
日本のモノづくりのイメージアップに繋げたい」と、マークでモノづくりを支えている。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞