竹原編集長の明るいコラム

ちょっとだけ先を見よう! 

2014年5月10日

◎競争相手は時間

世の中はどんどん変化しています。ビジネスをやる人は、その変化にいち早く気づいて、その時代のニーズに合った戦略を進めなければなりません。
ある社長さんは、競争相手は同業他社ではない、時間ですよとおっしゃいました。あるときまでは、トップ集団を走っていても、時代の流れに取り残されると、あっという間に下がってしまいますと。

◎KYではなくNYがアカン

また、ある社長は、「経営者というのはKY人間アカンが、NY人間はもっとアカン」と言われます。KYは、空気が読めないです。それならNYとは?
流れが読めないということだそうです。流れとは、まさに時代の流れです。刻々と変わる変化を読めないようでは、経営者としては失格ということです。

◎新しいことに挑戦

先日、奈良で農家を取材しました。農家の取材はあまり多くありません。まだ法人化されずに、コツコツと農業をやっておられました。
この方は、今から24年前に脱サラして農業を始められたのです。「全国で就農できるところを探して、奈良を見つけました」と。立派なのは、農業でも時代の流れを読んで、いち早く新しいことに挑戦されたことです。

◎有機野菜の栽培

標高の高い畑を確保され、ホウレンソウ、小松菜、大根、白菜、キャベツなどの野菜を栽培されました。それも、有機栽培です。ここがポイントです。
今でこそ、有機野菜を栽培する農家はたくさんありますが、当時は珍しかったと思います。それも、農業はほとんどやったことがない素人同然からです。

◎平飼いのたまご

「6-7年は土づくりでした。そこから、独学でやっと有機野菜を栽培できるようになりました」と振り返られます。さらに、野菜だけでは経営が厳しいため、養鶏場の経営も始められました。
それも、時代の流れを読まれて価格競争のたまごではなく、値段の高いブランドたまごを始められました。鶏舎の棚飼いではなく、土の上で放し飼いにする平飼い方式です。

◎口コミで浸透

餌もこだわります。お米、ゴマ、ぬか、そして有機野菜栽培から発生する野菜くずを与えられます。1個割っていただきました。オレンジ色ではない、本当に黄色のたまごでした。
白みも盛り上がっていました。安全、安心、美味しいたまごです。値段は1個50円前後ですが、口コミで浸透していました。

◎高くても美味しいもの

有機野菜の栽培、平飼いのたまご。少し高くても、健康に良くて美味しいものなら食べたいという消費者ニーズを先取りした戦略でした。息子さんも、後を継がれるようです。
今儲かりそうなものでなく、ちょっとだけ先を見ることです。そこに宝の山がありそうです。競争相手は時間、NY人間にならないようにしましょう。


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