6次産業に取り組む白ハトグループ(電話 06・6997・0151)は、茨城県行方市の小学校跡地にサツマイモを中心とした複合農業施設の建設に着手。
大手が出来ないビッグプロジェクトを地元のJA と連携し、農業のテーマパーク化で地域貢献を目指す。
新プロジェクトは「なめがたファーマーズ・ヴィレッジ」。
JA なめがたと共同で、サツマイモの産地である茨城県行方市の山の上の小学校跡地で展開。
新工場を建設、大学芋、スイートポテト、焼き芋のほか、新たに干しいも生産を始める。
既存の校舎も活かして「焼きいも」サツマイモに特化したミュージアムも設置。
手づくりスイートポテトの体験コーナー、芋粉パン、ドライトマトなどの販売コーナー、レストラン。
さらに、敷地内には観光いちご畑、オシャレな農業用トラクターのサーキット、農作業の検定試験所なども検討。
「農業のディズニーランドにして、たくさんの人に来てもらいたい」と永尾俊一社長は期待する。
具体的には、白ハトグループと地元が設立した農業生産法人が運営する。
総投資額は約35億円。来年秋の開業を目指している。
新たに約150人の雇用を生む予定で、地元では農業テーマパークの完成に期待。
また、国や自治体も6次産業化のモデルケースとして注目している。
「これまでの取り組みが評価され、JA さんや地元行政に信頼されたことで、大阪の中小企業が地域の活性化に大きく貢献できることになった」と、永尾社長は喜んでいる。
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