竹原編集長の明るいコラム

もうひとつのTTPで元気な農業 

2014年6月21日

◎立ち行かない日本の農業

TPPの問題もあって、日本農業が注目されています。誰が見ても、今のままでは、立ち行かなくなってしまうでしょう。収入の問題もありますが、やはり一番は高齢化ではないでしょうか。
将来のことを考えると、若い人に農業の仕事についてもらうことが大事だと思います。それには、中小企業の経営と同じで儲からないと、若者は就かないと思います。

◎儲かることが大前提

中小企業も町工場のお父さんが、土日返上で働いていても、貧乏な暮らしなら息子は引き継ごうとは、思わないでしょう。でも、お父さんは金曜日夜から和歌山の別荘へ行って、土日を釣りやサーフィンで楽しんでいたら、黙っていても、「父ちゃん、あと継がせて」となります。
そんなことで、ビジネスも農業も儲からないと元気になりません。儲かると、若者もたくさん集まって来ます。

◎オンリーワン農産物

先日、取材した京都の会社さんは、農業をビジネスにされていました。もともと農家の出身ではありません。園芸店や花屋さん、その後の関連の物流会社にもおられたそうです。
この方が、脱サラして農業ビジネスを始められたのです。そのコンセプトは、人の真似をしない、オンリーワン農産物をつくるという経営理念です。

◎生産農家をネットワーク

農家の方ではないので、発想が斬新でした。この方自身は農業をされません。だから、キレイな手をされていました。生産農家の方をネットワークして、よそがやってない新しい野菜を栽培されていました。
「生産農家の方は野菜づくりのプロ。ボクはいろんな業界を経験したので、売り方、企画、販促の仕方が分かります。一緒に取り組むことで儲かる農業を実現したい」と社長さんはおっしゃいます。

◎“脳家”として、知恵を提供

つまり、ビジネスモデルをつくる“脳家”として、知恵を提供されているのです。世界一辛いと言われるハバネロも栽培され、ハバネロソースなどの加工品までつくっておられます。
京都府立高校とコラボし、茄子の新品種を栽培、「京ぼんぼり」、「京しずく」などをオリジナルのブランドをつけて商品化されました。このほか、トマト、サツマイモ、ニンニクなどの新品種も生産し、オシャレなパッケージで高級料理店、高級スーパーなどで販売されています。

◎プレゼントに農産物

プレゼントに農産物が売れる時代です。この社長さんは、そのことを理解して新しい農産物の商品開発を進めておられました。「ボクもTTPをやっています」と言われます。
そのTTPとは、トライアル・パワフル・プロジェクトでした。こんなTTPで農業を元気にしてもらいたいと思いました。


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