堺市の片山工業(電話072・241・ 2248)は、国旗や校旗の各種旗棒でシェア100%の日本一企業。
旗玉でも80%のシェアを誇り、伝統の技を活かし日本の国旗を支えている。
創業は1871年(明治4年)。堺市西区浜寺石津町に本社工場を持ち、樫の木でつくる旗棒・旗玉、伸縮アルミポール、旗棒金具などを製造販売する。
「 旗棒は5年前まで3社ありましたが、今は当社だけになってしまいました」と、4代目の片山米司社長。
旗棒は、角材を仕入れて屋外で6ヵ月、屋内で6ヵ月乾燥。その後、丸棒に削り、表面にアワビの青貝、梨子地、七宝等の高級旗棒・黒塗千段棒に加工して仕上げる。
一般的には3本を繋いで旗棒になる。
国旗、校旗、自衛隊の隊旗など伝統を重んじる旗は木製の棒。
「ほとんど手作業です。熟練職人が塗装の種類から棒の太さまでお客様の要望に対応しています」と。
また、棒の先に取り付ける旗玉も80%のシェアを持つ。半球面のプラスチックを張り合わせて球面にし、継ぎ目を下地塗りにして表面を金色にメッキ塗装する。
「前処理から下地と多くの工程があり、なかなかマネは出来ません」と、ほぼ独占状態。
アルミ製の伸縮アルミポールでも25%のシェアを持つ。
今後は旗を含めたトータルで国旗、校旗市場、あらゆる旗に力を入れたい考え。
カップやトロフィーなどの「表彰市場」
http://www.hyosho-ichiba.com/
でネット販売もする。
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