竹原編集長の明るいコラム

企業は人なり、事業転換に成功  (Free)

2014年9月 6日

◎時代に合わせて事業変化

時代はどんどん変化しています。その時代に合わせて会社の事業内容も変化させないと、生き残れません。200年―300年続く長寿企業がありますが、少しずつ変化させて、その時代の環境に適応されようとしています。
先日取材した奈良県のオシャレな結婚式場を運営する会社。良い環境にあり、県内では結婚する2組に1組はこちらの式場を利用するほど若い人に人気がありました。

◎ルーツは繊維業

そこで、なぜそんなに人気なのか知りたいと思って取材に行ってきました。こちらの会社の歴史をお伺いしたところ、ルーツは繊維の会社でした。
綿素材からその後、婦人アパレルを展開されていましたが、基本は繊維関連です。そして、今から10年ぐらい前に初めて結婚式場の経営にタッチされたのです。

◎素人からトップシェア

ちょっと言い方悪いかもしれませんが、結婚式場の経営は全くの“素人”でした。それが、今ではダントツのトップシェアになっているのです。
「父が始めたのですが、経営センスが良いですね」と、後を継いで現在社長の息子さんも父の経営力を素直に認めておられます。これって、なかなか立派です。父のやり方が、なかなか理解でずに、親子喧嘩している会社少なくありません。

◎有名建築家がリノベーション

でも、この息子さんは父の偉大なところを素直に認めておられます。お父さんの経営センスの良さを突っ込みました。
環境の良い場所にあったホテルを買収し、躯体部分を残しながら、オシャレな結婚式場にリノベーションされました。建築家は有名な方でした。

◎有名ホテルの料理人をスカウト

また、「当初はうちには何のノウハウもありませんから、優秀な人材を迎え入れることから始めました」と。超有名ホテルの料理人などを採用、素人ながらもプロの手を借りて運営されました。
地元では、これまでにないオシャレな結婚式場だったので、あっという間に評判が広がりました。1年目から300組の実績を上げてトップになったそうです。

◎今度は自社で人材育成

その後、もう1箇所結婚式場を建設、今では合計年間700組の実績を上げておられるのです。カフェやレストランも展開されています。
約10年間の経験を活かして、今度は社内で人材養成に取り組まれ、サービス産業で活躍する若手社員を自ら育てておられます。繊維からサービス産業のプロ集団に変身されたのです。

◎オペレーションの仕事も

最近では、大手企業からも注目され、ホテルの運営業務のビジネスも始めておられます。スタートアップ時は外部のプロの人材を活用、今度は中で育った人材を外部でも有効活用されようとしておられるのです。
企業は人なり。スタートアップとその後の成長期で、人材も変わってくるのです。繊維業からの見事な事業転換でした。


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