中小企業経営者やサラリーマンをリタイアした仲間10人が、奈良で農園を立ち上げ、元気な活動を進める。
タマネギ、ジャンボニンニクなどを栽培、経営は軌道に乗りつつある。
「こどのファーム」と呼ばれるこの農園は、奈良市神殿町にあり、昨年から本格活動を開始したばかり。「地元の仲間たちと、耕作放棄地が増えているのは忍びないと思ったのがきっかけです」と代表の山口進さん。
60歳−70歳代の10人のメンバーで農作業。事務局長の林次雄さん(TEL090・2352・7831)、広報担当の明海隆史さん、販売部長の藤田正紀さん、栽培アドバイザーの松田慶久さんと、それぞれ役割を担当。農家出身のメンバーもおり、趣味の域を超えて栽培する。
現在は8000平方メートルの農地で、タマネギ(昨年3万5000個出荷)のほか、ニンニク、かんぴょう(種)、黒枝豆などを生産。口コミを中心に学校給食用などにも供給する。
10人が出資しているが、「今年は3割配当を実現したい」と、経営は軌道にのりつつある。「手が足りない状況です。
メンバーも早急に15人まで増やしたい」と、農作業に興味のある仲間を募っている。
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