”企画力”で勝負　オリジナル封筒　Ｗeb制作　もえキャラなど

米谷印刷工業

2014年10月21日

米谷印刷工業（TEL；０６・６１５０・１３２８）は、社内体質の改革、差別化戦略で元気な印刷ビジネスを展開。
オリジナル封筒の開発、Ｗｅｂ制作、もえキャラなど“企画力”で勝負する。

大阪市淀川区野中北２丁目、３階建ての倉庫のような巨大な建物が本社工場。
「以前は大手家電メーカーの工場でしたが３年前に購入し、お陰で売り上げもアップしました」と、元気いっぱいの２代目米谷一俊社長。

広いスペースを活用して、インドアゴルフ練習場、トレーニングジムも設置。
社内福利厚生だけでなく、お客様への接客サービスにもつなげた。
「厳しい印刷業界で生き残るにはアンテナを張り、チャンスをモノにしないといけません」と。
１０年前に社長に就任した米谷さん。

身内中心の社内体制を改革、異業種の営業マンを採用して営業力の強化、職人さんの意識改革にも取り組む。社員は６０人に倍増。学校・塾向けの印刷物を得意にする一方、新事業に積極的に進出する。

ハサミを使わなくても簡単開封できる「ゆめーる封筒」を独自開発、ＳＥＯ対策・Ｗｅｂ制作のインターネットコンサルティング事業（ＷＥＢ－ＹｏＮｅｔ）、さらに“もえキャラ”で自社のブランドづくりを大阪・京都・兵庫で展開する。

中古印刷機をメインにした効率的な設備投資、現場スタッフの年棒制・実力本位制の導入で社内体制を筋肉質に改善。
１０月には社名を「米谷」に変更し、企画力で新規顧客の獲得を狙う。