竹原編集長の明るいコラム

終活ビジネスはハードよりソフト (Free)

2014年11月 9日

◎目立つ介護ビジネス

時代とともにビジネスも、どんどん変化してきます。以前は人材派遣業の取材がたくさんあったり、IT関連の取材もよくありました。最近、目立っているのが、介護ビジネスです。毎月、1ー2社は介護関連企業です。まあ、これだけ高齢化が進むと、当然と言えば当然です。

◎後妻業のビジネス

この高齢化をターゲットにしたユニークなビジネスもたくさん生まれています。小説の題にもなりました「後妻業」もその1つです。業という字が付いているので、ビジネスと言っても間違いではないかも知れません。
有名な男性タレントが、20ー30代の若い女性を嫁さんにして、話題になっていたりもします。逆もあります。活躍している年配女性が、若い男の子をボーイフレンドにして、自慢しているケースもあります。

◎真実の愛もあります

若い人が、先の見えた年寄りと結婚し、遺産相続して巨万の富を得ようというビジネスモデルです。もちろん、歳の離れたカップルでも、真実の愛で結ばれておられる人もたくさんおられます。

◎注目の散骨ビジネス

ちょっと脱線してしまいましたが、高齢化社会の進展で、新しいビジネスもたくさん生まれている、というのが今日のテーマです。先日、取材した会社は、ニュービジネスとして散骨サービスを始められておられました。
本業は海の行政書士、海事代理業です。この社長さんは65歳の定年退職機に独立、起業されたのです。こちら創業者さんは、クルージングが趣味ということもあり、クルーザーを購入、その事業の新しい柱として、2011年秋から海に遺骨を還すビジネスを始められました。

◎増える需要

神戸港を出発して、明石海峡大橋の周辺でパウダー状にした遺骨を海に還されます。スタート当初は、あまり需要もなかったようですが、昨年は約60件の散骨サービスを実施。今年は100件を超えそうな勢いです。
「散骨サービスを望まれる高齢者さんが本当に増えています」と、担当者さんも驚いておられます。サービスメニューも豊富です。最高級のナイトクルージング散骨は50万円だそうです。

◎自然に戻してきれいさっぱり

パウダー状にした遺骨を袋に入れて、海に還すそうです。「海上は風が強いですから、そのまま撒くと遺族の方にかかってしまいますからね」と、海の散骨にもいろいろノウハウがあるようです。このほか、献花、献酒などのセレモニーが用意されています。
散骨される方がなぜ増えているのか?よく分かりませんが、ボクと同世代の団塊の世代は、お墓を持っても将来息子や娘に重荷になるのはかわいそう。自然に戻して、きれいさっぱりしてしまいたいという気持ちもあるようです。

◎悲しい雰囲気ない

「クルーズでの散骨、遺族の方はあまり悲しそうな印象はありません。みなさん楽しそうです」とおっしゃいます。海から見る景色が、悲しみを吹き飛ばしてくれるのかも知れません。
ボクの実家のお寺さんも、お墓にどなたも来られない無縁仏が増えて大変とおっしゃっていました。お墓をつくっても、風雪に耐えてせいぜい100年ぐらいしか持たないと思います。その頃には、自分のことを知っている人は誰もこの世にはいないでしょう。

◎墓じまいビジネスも

最近は、墓じまいビジネスもあるようですよ。これから始まる団塊の世代の終活ビジネス。ハードよりソフト力が大事だと思います。


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