◎競走馬のトレーニングセンター
先日、淡路島へ取材に行きました。明石海峡大橋ができたので、割に簡単に淡路島に行けるようになりました。しかし、今回は南あわじ市なので、結構長くかかってしまいました。
何処へ行ったか?ちょっと変わったところでした。 競走馬のトレーニングセンターでした。2歳から5歳の馬です。調教師さんたちが、日本一の勝ち馬を育てておられました。坂路が何と1000メートルもある本格的なトレーニングセンターです。
◎淡路島の会社が経営
僕はトレーニングセンターと言えば、滋賀県栗東のトレーニングセンターを思い出します。こちらは国立ですが、淡路島は民間の経営でした。
やっておられたのは、浚渫船などを操る海洋土木会社でした。南あわじ市では、ちょっと知られた会社です。その会社がまた、どうして競走馬のトレーニングセンターを建設するようになったのか?
◎調教師さんと知り合
社長さんに伺ってみました。「知り合いの調教師さんが、トレーニングセンターを探しておられ、たまたま当社が保有していた場所を気に入っていただき、競走馬のトレーニングセンターにしました」と。
現地をお邪魔し、実際の訓練風景を見せてもらいました。まだ若い数頭の馬が、ほぼ直線1000メートルを駆け上がって来ます。凄い迫力がありました。
◎厩舎は1・5倍の広さ
このほか、後ろを押されながらずっと歩かされる自動トレーニング機械もありました。また、深さ3メートル、延長50メートルプールもありました。馬はそこで泳ぎながら訓練するそうです。
厩舎も見せてもらいました。大変、ゆったりした厩舎で、通常の1・5の広さだそうです。
◎淡路島は理想的な環境
現在、このトレーニングセンターは、北海道の育成牧場の経営者が同社からレンタルされて運営されていました。
淡路島は、夏が涼しく冬が暖かいので、競走馬には理想的な環境だそうです。ここを拠点に、全国の競馬場で優秀な成績を収める名馬がたくさん出ることを期待したいと思います。
世の中には、いろいろなビジネスがあります。競走馬のトレーニングセンター、あまりやらない、やれないユニークなビジネスでした。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞