兵庫県初　淡路島に競走馬練習場　夏涼しく冬暖か

森長組

2015年1月22日

森長組（☎０799・54・0721) は、経営多角化の一環として、淡路島に兵庫県初の競走馬練習場「awaji トレーニングセンター」を開設。坂路1100 メートルの長いコース、50 メートルプールと設備が充実、現在60 頭が練習に励んでいる。

森長組は兵庫県南あわじ市に本社を置く建設業の大手。起重機船（１８００ｔ吊）などを保有し、全国での海洋工事を手がける。「知り合いの調教師森秀行さんが競走馬のトレーニングセンター用地を探しておられ、それなら当社が保有している場所につくろうということになりました」と森長義社長。

南あわじ市灘仁頃63 の敷地5.6 ヘクタールに、4 億円をかけてトレーニングセンターを平成２５年５月に完成。70 頭の厩舎、トレーニングマシーンのほか、民間では最長の坂路1100 メートル他、深さ3 メートルの50 メートルプールなどの施設を完備している。

厩舎は間口4 メートル、奥行５メートルと従来の1. 5 倍のゆったりした広さ。「ここは夏涼しく、冬暖かく競走馬にとっては最高の環境です」と。
北海道で育成牧場を経営するエミオン・ステーブルが施設を借り受けて運営している。
「この環境なら勝てる馬をたくさん育てられます」と、村上正幸社長はこのトレーニングセンターに自信を深めている。