竹原編集長の明るいコラム

金物店からヒット商品発信 (Free)

2015年4月 4日

◎兵庫県三木市へ取材

先日、金物店を取材しました。でも、街でよく見かける金物店とはちょっと違いました。場所が兵庫県三木市にある金物店です。神戸からでも1時間近くかかるところにあります。
三木市は1500年も前に高い技術を持った鍛冶が住みついたところ。今でも金物の町として知られています。のこぎり、かんななどの大工道具がつくられています。

◎目立つポップ

だから、この場所に金物店があるのは当然でもあります。大きなお店でした。だが、店内に入ると思っていたような地元でつくられた大工道具はあまり見かけません。むしろ大手の電動工具がたくさん目に付きました。
さらに、ポップも目立ちました。ほとんどの商品に、ポップが付いていると言っても過言ではありません。「凄い!工具」「使いやすくてムニュムニュ締まる」など、ユニークです。

◎名刺には「安心券」

「このポップは全て私が手づくりしています。買ってももらいたい商品をそのまま置いていても目にとまりません。お客様が興味を持つ仕掛けをせんとアカンと思います」と社長さん。「何が凄いやろか、ちょっと聞いてみよか」と思ってもらわないと、とおっしゃいます。
この社長さんの名刺もちょっと工夫されていました。名刺には「安心券」というスタンプが赤い色で押されていました。「気のあったお客様に渡す名刺です。長くつながりたいという思いで渡しています」と。

◎電動工具のトップが来店

お客様ともしっかりお話をされて、ユーザーのニーズをしっかりと聞かれます。お客様は目的を持って、来店されます。そのときに適切な情報を提供すると、また来ていただきリピーターになりますと。
商品情報を徹底的にユーザーに提供される一方で、メーカーにも情報提供されておられました。都会から離れた交通の便の悪いこちらのお店に、大手電動工具メーカーのトップがたくさん来られているということでした。

◎お客様の声を提案

社長さんの名刺ファイルには、大手電動工具メーカーの会長、社長さんから開発、設計担当者の名刺までたくさんありました。皆さん、何のためにこちらのお店に来られるのか?ユーザーの声を聞きたいためでした。
お客様とのやりとりの中で、ユーザーの困りごとの声をしっかりと聞かれ、それをメーカーに伝えられるのです。「こんな電動工具を欲しがっていますよ」と提案されます。

◎第一号新商品たくさん

実際、その提案から新商品がたくさん生まれているのです。店内の一角には、電動工具の第一号新商品がたくさん置かれていました。それらは、こちらの社長の提案によるものでした。
街の金物店が、ヒット商品の発信基地になっていたのです。


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