熱処理業の八田工業(TEL;072・277・7227)は、朝礼、晩礼に加え、新たに“昼礼”をスタートした。また営業マンの配達、ネットで納品確認サービスなどオンリーワンの戦略も進めている。
この1月から新たにスタートしたのがお昼12時55分からの昼礼だ。従業員は35人。朝礼は勤務時間が違うため午前7時55分、8時半、9時に分かれて個別に3回、夜は夜勤勤務者もあり午後8時に行っている。
「多くの社員が集まるのはお昼時です。社員の声もあり午後の仕事が始まる直前に昼礼を始めました」と隅谷賢三社長。連絡事項中心で数分程度の昼礼だが、午後からの仕事へ、従業員の気を引き締める効果があるほか、午前中起こった最新情報を提供する。
1日3回全員集まることでコミュニケーションがさらに深まっている。朝昼晩と繰り返して言うことで、従業員に気持ちが伝わる
という。
また、顧客サービスも徹底。同社の営業マンは、安易な宅配便を使わず受注した製品の半分以上は自ら配達。「お客様と話せる機会が増え、次の注文につながるケースもあります」と。2年前からホームページで「今月のサービス表」を掲載。お預かりの曜日とお渡しの曜日を詳細に一覧表示し、顧客満足を高める。
このほか、スーパーマーケットの買い物カゴをヒントに、独自の通い函の提供。道路沿いにある工場の桜にLEDのイルミネーションで明るく照らし(2月末まで)、安全通行に役立てるなど、地域貢献に力を入れている。
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