竹原編集長の明るいコラム

常識を破るとまだまだ伸びる (Free)

2015年4月18日

◎思いを実行に移す

ビジネスをやっていくには、常識を破る発想が大事です。多くの経営者は、「そんなこと当たり前」と思っておられます。でも、思っているのと、実際に実行に移すのとは全く違います。
出来る経営者は、思っていることを実行に移しています。先日、久しぶりにお会いした経営者さんも、そんな有言実行の出来る社長さんでした。

◎時給270円の秘密とは

創業150年以上の歴史を誇る数珠のメーカーでした。7代目の社長さんです。以前取材した時は、労働力の話でした。こちらの会社では、時給270円で数珠をつくっておられました。
え!そんな低賃金いったいどこの国?と思われるでしょう。でも、こちらの工場は堺、和歌山、奈良にあります。最低賃金を守っていないブラック企業?いえいえそうではありません。ちゃんと国の基準に則ってやっておられます。

◎百貨店の強みを再認識

種明かしをしましょう。実は刑務所の中で数珠をつくっておられるのです。コストダウンだけではありません。刑務所の担当者と宗教団体などに「受刑者さんが更正のためにつくった数珠」とアピールされ、販売促進にもつなげておられました。
そんなアイデアいっぱいの社長さん、今回は百貨店の強みを活用されていました。今、百貨店で買い物をする人が減っている印象がある中、百貨店での店舗展開を積極的に進めておられました。時代の流れとは逆、まさに常識を破る戦略でした。

◎慶弔用品を一緒に

数珠と一緒に香典袋なども売っておられ、社員さんが筆で名前などを書くサービスもされています。その一方、結婚式などのお祝い袋も同じニーズがあります。これまで百貨店では、慶弔は全く別のものとして売り場も離されていました。
その常識を破る行動に出られました。数珠の会社ですが、結納品なども扱うようになり、1人の定員さんで慶弔品を一緒に扱うようにしました。そうすると、慶弔袋の名前を書くサービスも一人で済むようになりました。

◎しきたり売り場を構築

当初はお客様が嫌がるのでは、と心配されました。が、あまり気にせずに受け入れてもらえたそうです。社長さんは慶弔用品を合体させた「しきたり売り場」という新しい市場をつくったのです。このお陰で、前年比2桁の伸びを実現、百貨店からも高い評価を受けておられます。
このほか、ポイントカード制度を導入され、赤ちゃんの祝いごとから法事までの顧客管理をしっかり実行されています。伝統の商品だって、常識を破った発想で取り組めば、まだまだ売り上げを伸ばすことが出来るのです。

◎柔軟な発想でビジネスを

これでないといけないという凝り固まった考えを改めましょう。柔軟な発想で、ビジネスを再構築して行くと、まだまだ伸びしろがあります。


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