細田産業(TEL;06・6268・0800)の細田正弘社長は、自ら学んだ気づきの言葉を社員に伝え、社員の人間力を高める。その1つ竹原編集長の“あいうえお経営”で、元気ビジネスを実現する。
大阪市中央区南船場で衣料品を中心に、服飾雑貨、生活雑貨、日用雑貨品を扱う。今年創業15年で、社員12人が“商品再生感動創造の商人プロ集団”を目指す。「社員の能力が会社の財産です」と細田社長は社員1人ひとりの生き方、商売の仕方など社員力アップに力を入れる。
昨年1年間、毎日朝1時間の勉強会を実施。「毎日話すネタを考えなければならず、意識してメモを取るようになりました」と。社長自身が学んだビジネス(経験・知識)や社会生活に役立つ良い話、教訓、気づきなども惜しげも無く社員に伝授。
その1つ、あいうえお経営の応用版を全社に浸透させている。「竹原編集長の“あいうえお経営”の話を聞いて、やはり明るいが一番大事と思いました」と。手帳に“ あいうえお経営”のコピーを貼り付け、日々実践する社員。事務所には、チーターやオウムの写真を貼り付けて、スピードを持ち正確な仕事を呼びかける。経営理念など社員に浸透させたい言葉を”あいうえお”になぞらえ、応用語呂合わせして覚えやすくした。
「私の全てをさらけ出し、仕事や日々の生活に役立てもらっています」と、社長の知恵と経験・知識を社員に伝播し、船場一の「創造商人集団」を目指している。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞