竹原編集長の明るいコラム

近江商人は古民具も残した (Free)

2015年6月 6日

◎古いものにも価値

これまで日本人は、新しいものが大好きと言われてきました。しかし、経済が発展して、国民全体が豊になると、新しいものばかりではなく、古いものにも価値を見出そうとします。
欧州はまさにそんな感じです。古いものを大事にされ、何百年にわたって長く使われます。それが、自慢でもあります。

◎滋賀県の瓦職人

ようやくその領域に入ってきたようです。昔の古いものをぐちゃぐちゃ並べた趣味の骨董から、アンティークと呼ばれるオシャレな古いものが注目を集め始めています。
先日、取材に訪れた滋賀県で、その流れを実感しました。こちらの会社は、もともと瓦職人さんで、以前は古い家の瓦を葺いておられました。

◎30年以上前から集める

そのつながりで、古い家の再生、移築なども始められました。さらに、今、注目されているのが、古民具でした。
古民具は、古い家で使われていた扉、障子、格子、欄間、タンス、ガラスから骨董的な価値のあるやかん、器などです。30年以上前から、こうした古民家にある建材、家具などを集めて来られました。

◎かまどのご飯でカフェランチ

こうした古い材料を活かして、滋賀県の田舎町でカフェと古民具のギャラリーを運営されていました。お店の前には古い農機具から水瓶、古材なども並んでいます。さらに、ご飯を炊く“かまど”もありました。
こちらのカフェでは、ランチもやっておられ、そのご飯をこのかまどで炊いておられます。取材時も、女性のお客様で賑わっていました。かまどのご飯でカフェランチをするのが、今のオシャレです。

◎奥に古民具ギャラリー

カフェの席に座って取材させてもらいました。その木製のテーブルにはノブが付いたままでした。そう、昔は古民家の扉として使われていたものを、テーブルに活用されておられるのです。
そのカフェスペースの奥に古民具ギャラリーがありました。たくさんの商品が並んでいました。どれも、古そうです。扉だけでも、何十枚とありそうです。

◎“三方良し”の経営理念

ガラスを貼った扉もあります。そのガラスがまた古い感じがしておしゃれな雰囲気です。多分、江戸から明治、大正、昭和のころの逸品です。
なぜ、滋賀県にこんなにたくさんあるのか?そう、近江商人の故郷だからです。日本の経済、産業を引っ張ってきたのは近江商人です。“三方良し”の経営理念を打ち出した経営者です。

◎近江商人の遺産

当時、近江の国は日本で一番豊な町だったのです。だから、ぜいをつくした調度品がいっぱいつくられ、それぞれの豪商の実家に使われていたのでしょう。
近江商人の遺産でもあるアンティークな家具や調度品は、今、全国から注目を集めています。近江商人の経営理念だけでなく、家具もすごいですよ。


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