橋渡しメーカーとユーザー　お店の提案で新機軸

いずみや金物

2015年6月12日

兵庫県三木市のいずみや金物（ＴＥＬ；０７９４・８３・３４５６）は、メーカーとユーザーの強い信頼関係を持つ電動工具のプロショップ。両者を橋渡しし同店の提案で生まれた新商品も数多い。

「大手電動工具メーカーのトップクラスから商品企画、開発設計のスタッフもたくさんお見えになります」と、分厚い名刺ファイルを大切にするのが泉秀和社長。メーカーにとって、いずみや金物は新商品のヒントを提供してくれるお店として高く評価。消費者の声が聞ける泉さんは貴重な存在だ。

一方、お客様には「アフターメンテナンスは当たり前。買っていただく前にその商品の情報を徹底的に渡さなければなりません」と、“ビフォーメンテナンス”の重要性を解く。泉さんの名刺には、「安心券」の赤いスタンプが押されている。お客様とつながるきっかけづくりだ。４０年近いキャリアを武器にメーカーの営業マンともしっかり情報交換して、最新の情報をユーザーに届ける。

「ユーザーの困っている声を提供し、こんな商品がつくれないかと提案したら、実際に新商品をつくってくれるようになりました」と。お店の一角には、同店の提案から生まれた大手の新商品第一号品が２０種類以上も展示されている。店内には「使いやすくてムニュムニュ締まる」などユニークなポップが目立つ。
全て泉さんのオリジナル作品。「目で見る情報も大事ですよ」とお客様への徹底した情報提供を進めている。