竹原編集長の明るいコラム

繫盛は真面目にコツコツやる  (Free)

2015年6月13日

◎昆布をあまり食べない

日本人の食生活の変化で、昔は売れていたものでも、今はあまり売れない食品もたくさんあります。和食のダシとなる昆布も、昔に比べるとあまり売れなくなっているようです。
そう言えば、大手老舗の塩昆布屋さんの社長さんも、「景気が悪い上に今の若い人は昆布をあまり食べないから、厳しいですな」と、嘆いておられました。

◎まだまだ新参者

ところが、先日取材でおじゃました昆布の問屋さんは、社長は明るいし、経営も順調なようでした。昆布屋さんは、歴史の古いところが多くちょっと期待して、「創業何年ですか?」と聞きました。
そうしたら、「まだ40年程度。この業界は100年企業がいっぱいあり、うちはまだまだ新参者ですわ」と、社長さんはおっしゃいました。40年で新参者。昆布業界は、確かに古そうです。

◎盆と正月以外は休みなし

父の後を受けて、社長になられて30年以上になる2代目さんです。堅実に経営されてこられたのかなと思っていましたら、そうでもありませんでした。「父のころに債務超過になっており、その直後に家業を引継ぎました。当時は大変でした」と、振り返られます。
盆と正月以外は、土日もなく働き続けられたそうです。門前で露天商もやられたそうです。「小さな店ですから、何でもやれたのが良かった」とおっしゃいます。

◎人のやらないことをやる

土日出勤すると、街の昆布屋さん、料理屋さんは営業しておられますから、時々急に在庫がなくなったからすぐに持ってきて欲しいという電話が掛かってくるそうです。
そういったニーズに応えることで、新しい顧客を開拓できるようになったそうです。その当時は、どこの昆布問屋さんも日曜日が定休日でした。その日曜日の営業したことで顧客を増やされたのです。人のやらないことをやる、大事なことです。

◎長いおつきあい

今では超有名な料理店にも昆布を卸しておられます。そこには、品質の良い昆布を安定供給出来るという強みもありました。品質の良い天然昆布は収穫量がどんどん減っています。量を確保することが、問屋さんの重要な使命でもあります。
こちらのお店では、北海道道南産の真昆布など安定仕入れルートをお持ちなのです。「長いおつきあい。担当者さんとの人間関係ができていますからね」と。

◎奇策も何もありません

伝統の商品でも、しっかりビジネスになっていました。そこには奇策も何もありません。あきらめずに真面目にコツコツやることが、今の繁栄につながっていたようです。真面目にコツコツが大事です。


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