東大阪市のアッシュ(TEL;06・4309・8663) は、全ての人が利用出来るユニバーサルデザイン(UD) の美容室。カットからシャンプーまで車椅子で対応する一方、次世代のUD シャンプー台も開発中だ。
「美容サロンを始めて23年になります。4年前の出来事が私の美容室人生を変えました」とオーナーの北口雅敏さん。次男が中学生の時、プールでの不慮の事故で車椅子の生活に。
「車椅子の大変さを改めて知り、それなら日本一のUDの美容室に挑戦しようと思いました」と長男の秀ディレクター。
店内はバリアフリーの設計で、車椅子のままで全てのサービスが受けられる。トイレも車椅子仕様、スタッフ5人全員がユニバーサルマナー検定資格を持つ。
エレベーター付きで、車椅子のままプライベート感覚の2階に上がれる。「大きな声を出されても、周りを気にすることはありません」と。奥にはリラクゼーションルームがあり、エステやネイルのサービスも受けられる。
これまでの経験をもとに、現在、大手美容機器メーカーに企画提案して、新タイプのシャンプー台を開発中。利用者の座高に合わせて、シャンプー台が上下に動くもので、今までよりもさらに負担が減り、使いやすくなる。
試作機が完成。「当店だけでなく、多くの美容室で使ってもらって喜んでもらいたい」と夏頃にも商品化したい計画。値段もリーズナブルに抑えて、美容業界にU Dの革命を起こそうとしている。
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