アグロオーガニックジャパン(TEL;079・276・5656)は、有機農業へのこだわりと循環型社会の融合に役立つ商品開発を進める。玄米パンから肥料用土の製造、ベトナムなど海外輸出と、世界を視野に活動領域を広げている。
兵庫県で15店舗を展開するホームセンターアグロのグループ会社。玄米パンなどの健康食品事業、楽天でのネット販売事業、農業用資材などを販売する農家の店アグロ畑。さらに食品残さをたい肥にした肥料用土製造・資材開発卸業、土壌改良剤などをベトナムに輸出する海外輸出事業を展開する。
「これからの日本の農業を共に考え、地産地消・循環型農業を実現するのが目的です」と、高島一夫担当部長。玄米パンは、アグロ畑玄米パン工房でつくった究極の「玄氣パン」だ。「地元播磨の玄米と国産小麦を素材にしたこだわりパンで、やわらか、もちもちパンが人気です」と店長の林智子さん。
玄米パン“純”、食塩と砂糖を抜いたTKB、うこん、古代米レーズン、フルーツミックスなど6種類をそろえる。1斤450円から600円とリーズナブル。アグロの各店舗や百貨店の催事、さらにネット販売して人気だ。
食品残さを有効活用した肥料も注目。アグロ店に新鮮野菜を納入する登録農家向けに供給するほか、ベトナムにも肥料や土壌改良剤を輸出し、ベトナムの農業促進にも貢献。土づくりから農作物の販売まで総合的にサポートする。
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