塗装と屋根工事を専門に行うトゥインクルワールド(TEL;0120・517・116)は、チラシ戦略、人材教育、隣人への礼儀作法などで消費者に魅力を直接訴え、古い業界体質に新風を巻き込み急成長する。
「父の塗装業から独立、下請けの仕事ではなく直接お客様から仕事をいただく事業スタイルに挑戦しました」と中島佳住真社長。主な営業は、可愛いキャラクター入りのチラシ。社長自らデザインし、見せ方、枚数にこだわる。今でも月2回、毎回20万枚を北摂エリアに配布する。
「チラシで新規顧客をつかみ、その工事の中でご近所にも気に入ってもらえるとまた工事をご依頼頂けます」と、口コミで広げる。従業員は約30人、うち20人が塗装・屋根工事の職人。
現場ではまずキレイな制服で施主にあいさつ、その後作業服に着替えて工事に着手。終わると、また制服に着替えてあいさつをして帰る。キレイな服装は、お客様やご近所にもイメージアップになる。現場では車の置き方などにも気を配る。
朝礼では、あいさつ、発声練習、笑顔の練習そして最後は15-30秒間“大笑い”をして終わる。「工事だけでなく、工事に当たる人材が良くないと感動してもらえません」と、社員教育を徹底する。
一方、工事の技術にもこだわる。タイル調外壁の塗り替えでは、社長が考案した多彩色分け工法は経営革新の認証を取得、コストダウンにもつながる。屋根工事でも下地防水などにこだわる。笑顔、謙虚、礼儀-をモットーに年商2億円と倍増している。
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