ファインフーズ(TEL;072・264・7790)は、研究開発型の食品会社。売り上げの12%、人材の25%を研究開発に投入し、大手食品会社から信頼を勝ち取り、スパイシーな経営を進める。
中小企業が大企業に飲み込まれないためには正体不明の研究開発を進めなければなりません」と西村正彦社長。その正体不明とは、少量生産、多品種、異他社にない、不の除去、名人芸ということ。不は不味、不安、不正、不信などを指す。
30年前に創業、自宅の台所で研究開発をスタート。今では各工場の研究室と中央研究所を持ち、天然の調味料にこだわった安心安全、ひと味違う調味料を開発。得意先の大手企業は50社以上におよぶ。
「企業にとって一番大事なのは人づくり。どう戦力化するかです」と、ユニークな社員教育を進める。凡事徹底、肯定思考「叶う」など社員の心の持ち方から、「読んだらすぐ書くレポート」「アイデア1000本ノック」「ファインミシュラン」などの運動を進める。
このほか、業界でもトップを切った禁煙対策など斬新な取り組みが光る。社員は55人。企業としては「正道邁進」、個人としては「笑門福来」を社風に、今期売上げ24億円を目指すアイデア満載の元気企業だ。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞