金属の総合リサイクル企業の古谷商店(TEL;06・6727・1414)は、新規事業として、結婚式場で撮った写真が即会場のスクリーンで映し出される新サービスを始めた。
東大阪市に本社を置く古谷商店は、創業62年の歴史を誇る金属スクラップ業。工場のスクラップだけでなく、事務所の空調機器、ロッカー、機械装置などを分解して非鉄金属を回収する。
一方、4年前からAR-navi 事業部を発足、アプリの開発などIT事業にも取り組む。その一環として、今回開発したのが、結婚式の会場で、スマートフォンで撮った写真をその場でスクリーンに映し出せる「スマイルメモリー」だ。
結婚式の参加者は、スマイルメモリー専用サイトで写真を撮影。写真をスクリーンに向かってスワイプするだけ。数々のベストショットがスクリーンにリアルタイムで映し出される。写真はダウンロードでき、みんなで保存し合えるメリットもある。
今春からスタートし、ゲストの参加型演出として好評、「ホテルへの営業展開で、有名ホテルから購入が相次いでいます」と古谷康夫社長。この7月だけでも50会場以上でデモし、10会場以上での受注に成功している。
今後は結婚式場以外にも、スポーツイベントなどへの演出として期待、新しいアトラクションツールとして浸透させたい計画だ。
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