桜風舎(TEL;075・361・8616)は、京都市下京区に拠点を置く編集・デザイン会社。スタッフと8匹のネコちゃんが一丸となってさまざまなジャンルの紙媒体の制作に取り組んでいる。
来年創業20周年を迎える。社業全体の約5割のウエイトを占めるという京都関連の媒体について、「京都は全世界から注目されるたくさんのコンテンツがあります。出版社などから編集業務を受託して全国に京都を発信しています」と日沖桜皮社長。
朝日新聞出版発行の情報誌、京阪電鉄の沿線情報誌などの編集業務を行う。1年がかりで1冊丸ごとつくる場合もあれば、ある媒体の京都コンテンツのみを引き受ける場合もある。
スタッフは20人弱。「私たちが楽しみながらつくらないと読者に伝わりません」と職場のムードは明るい。タイムカードもなく、自由な雰囲気の中でクリエイティブな編集作業を進める。女性が圧倒的に多いのも特徴だ。
おもしろいのは、社内のムードづくりに一役買っているという「ネコ社員」だ。8匹のネコがデスクを好き放題に渡り歩き、足下で寝転ぶ。玄関正面にはこの3月に亡くなった「ぼた」の写真が飾られている。
「油断しているうちに次々と増えてしまいました(笑)。親子、孫までいます」と。仕事上残業や夜遅くまで仕事をすることが多い。「疲れた時にネコちゃんが膝に乗ってくれると落ちつきます。ネコに会いたくて、わざわざ打ち合わせに来ていただくことも少なくありません」と。ネコ社員がリアルに役に立っているんだとか。
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