竹原編集長の明るいコラム

『エリート社員より前向き社員』(Free)

2016年2月15日

◎元気ない大手家電メーカー

最近、日本の大手家電メーカーでは、これと言った新商品が生まれにくくなりました。逆に小さいベンチャー企業の家電メーカーが、扇風機やトースターなどで話題の商品を開発したりしています。
アイリスオーヤマだって日用雑貨品からスタート、今では家電製品でたくさんヒットを飛ばしています。人材、資金力、研究開発体制が整っている大手家電メーカーは元気がありません。

◎ベンチャーからヒット商品

逆に、お金も人ものいない中小企業、ベンチャー企業から、どうして話題の商品が生まれるのでしょうか? いろんな要因があるとは思いますが、社員のやる気の問題ではないでしょうか?
社員の基本的な能力、学歴は間違いなく大手企業の社員が上でしょう。でも、学歴の高い社員ほど、活躍はあまりしていません。企業にとっては、プラスよりマイナスです。

◎基幹産業はエリート社員

ボクが駆け出しの経済部記者のころ、当時基幹産業だった繊維業界、鉄鋼業界を担当しますと、会う人のほとんどは東大、京大、阪大卒のエリート社員ばかりでした。
皆さん話をしていても、立派なことばかりをおっしゃいます。「君はどこの大学?」とよく聞かれました。関大卒のボクは、少し恥ずかしい思いをしました。

◎会社を衰退させる?

ところが、繊維も鉄もあっという間に衰退してしまいました。今の家電メーカーも、少しこの流れに近いような気がします。
結局エリート社員の多い会社は、会社を元気するのではなく、会社を衰退させているようにも見えます。エリート社員さんからは叱られそうですが。

◎世界に供給する

先日、取材した町工場は3人の3ちゃん工場からスタート、今では年商200億円の自動車部品メーカーに大躍進していました。日本の大手自動車メーカーだけでなく、世界の自動車メーカーからも技術、品質が高く評価され、供給先を広げておられました。
その技術を生み出した研究開発体制をお聞きしましたが、「最近になって大卒の技術者が採れるようになりましたが、それまでは現場でみんなが工夫してやっていただけ。そんな専属の研究開発部隊はありませんでしたよ」とおっしゃいます。

◎現場の発想

現場の中で、よりスピーディーに、品質をよくしようと職人発想、いや現場発想で考えられたことが世界トップレベルの技術のなったのです。理屈ではなく、現場で考えられたからです。
高学歴、スペシャリストだからヒット商品が誕生するものではないのです。逆に高学歴や専門性がマイナスに作用しているのかも知れません。

◎学歴関係なし

 技術開発は、あまり学歴は関係ないようです。より便利にしたい。そんな熱い思いを持っていると、発想やアイデア、工夫がわいてくるのです。
 中小企業にはエリート社員はいらないと思います。何か新しいこと、前向きなことに挑戦したいという気持ちのある社員が欲しいです。


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