◎日本経済は中小企業で成り立つ
日本の経済は中小企業で成り立っています。大手企業がつくる製品で、自社内で全て一貫してつくっているところはほとんどありません。
◎大手に切られる
必ず中小企業が何か関わっています。大手から言われた通りの仕事をきっちりこなして来たからこそ、大手企業が世界で活躍、日本の経済発展があったのです。
しかし、日本国内の賃金が上がるとと共に、大手は海外へ工場を移します。一部の下請け企業は後を追いましたが、小さな下請け企業は海外へ出ることも出来ずに、大手から切られてしまいました。冷たいものです。
◎大企業安心の神話崩れた
とは言え、大手企業も実は大変です。自分が生きて行くためには、下請けを切らないとやって行けなくなっているからです。最近の大手家電メーカーの衰退ぶりを見ていると、大手は安心だからという神話は崩れ去ったようです。
下請けも生きて行かなければなりません。
そこで、下請けの逆襲が始まりました。発注元の大手企業を見限り、下請けが自社商品の開発に積極的に取り組み始めました。
◎スタートアップ企業の登場
自社の加工技術を活かして、こんなんあったら便利と、面白い商品を開発、マスコミでも良く取り上げられるようになりました。大手からの厳しい注文で技術力が磨かれており、品質も良いです。
◎スタートアップ企業の登場
今では、大手企業を凌ぐヒット商品を飛ばすところも出てきました。
もう1つの流れがスタートアップ企業の登場です。ベンチャー企業と言っても良いでしょう。彼ら若い集団で、アイデア豊富。売れる商品の企画力があります。
◎モノづくりのネットワーク構築
ほとんどがファブレスで自社工場などは持っていません。中国、台湾、ベトナムなどで委託生産しています。でも、技術、品質面で問題もあり、故障してしまうことよくあります。国産のモノづくりに期待しています。
このニーズに応えようと、下請け工場が集まって完成品づくりのネットワークも構築されました。下請けの1社が窓口になり、モノづくりを受注、一緒になって完成品をつくる仕組みです。
◎大手に負けない技術、生産力
大手からの厳しい注文で実力を上げた下請け企業が、大手に負けない技術力、生産力を持つようになり、下請けの逆襲が始まっています。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞