竹原編集長の明るいコラム

『修理ビジネスは中小企業の得意分野』(Free)

2016年4月 9日

◎欲しいものがない

モノがあふれています。欲しいものは、あまりありません。安部総理がアベノミクスにチエを絞っても、物価は上昇してくれません。
景気の問題ではなく消費者の嗜好の問題だと思います。新しいものより古いものに価値を見出す時代。消費需要がないのではなく、新しい製品が売れない時代に突入したのです。

◎修理屋さんの時代

新しいものにどんどん替えるよりも、古いものを長く使うことに価値を見出す。カッコ良いと思える時代なのです。そうなると、再び修理屋さんの出番かも知れませんな。
時計屋さん、自転車さん、仕立て直し屋さん、厳しいかも知れませんが、我慢してください。もうちょっと頑張ったら、どんどん仕事が増えるかも知れません。そんな流れの中で、先日はiPhoneの修理屋さんを取材しました。

◎iPhoneの修理事業

実は最近、巷ではiPhone修理のビジネスが急増しています。都心部でもiPhoneのアップルショップが少なく、故障したiPhoneを持って行くと、まず受付で長い時間待たされます。また、直ぐに修理してもらえず、さらに高い料金を請求されます。多分、一度持っていかれた方は、同じような不満をお持ちでしょう。
そこで、ベンチャー企業がアップルとは何の関係もなく、iPhoneなどのスマートフォンの修理事業を始めて、人気を集めているのです。安い、早い、トラブルもありません。ほぼ、半額程度で修理してもらえるのです。

◎メンテナンスに力入らない構造

アップルもいい加減です。もともとファブレスですから、仕方がないのかも知れません。メンテナンスやアフターケアにあまり力を入れてないようです。どんどんバージョンアップしている訳ですから、故障したら買い替えてもらいたいのでしょう。
そんな事情は、アップルだけではないようです。日本のモノづくりでも、ちょっとこれに似たような動きになっています。ある会社では、海外で稼働している日本製産業機械のメンテナンスに力を入れておられました。

◎大手はやりたがらない

日本のメーカーも海外に出荷した機械をきっちりフォローしているところは、あまりありません。放ったらかしです。そこで、現地の人たちが修理をするのですが、あまり上手ではありません。明らかに性能が落ちるのです。
そこで、取材したある会社では、日本の中小企業仲間と一緒になり、海外でメンテナンスビジネスを始めておられました。結構、良いビジネスになるそうです。

◎大企業はやりたがらない

大企業が人件費などを考慮すると、コストに合わずやりたがらない修理事業。でも、中小企業ならビジネスになるのです。大企業が出来ない修理サービス。中小企業が活躍できるところだと思います。


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