竹原編集長の明るいコラム

『経営力が求められている!』 (Free)

2016年4月23日

◎社長は専門家でなくても

知識がない、技術がない、専門家ではないので、そんなことはできません、とおっしゃる人が多いです。でも、モノづくりで成功している社長さんでも、話を聞いてみると、案外文科系出身だったりします。
ボクの知り合いの社長さんは、回転寿しのチェーン展開をされていますが、「私は魚を触ったことありません」と笑いながらいつもおっしゃいます。逆にいうと、バリバリの寿司職人さんは、寿司を上手に握られても、経営がうまく出来ない人もたくさんおられます。

◎ベンチャー社長の挑戦

その分野の専門家、知識がたくさんあっても、経営が出来き、会社を大きくするのとはまた別問題なのです。先日取材におじゃましました溶接会社。30歳前半の若い社長さんでした。
溶接技術を売りにし大手企業からも注文がくるほどです。が、この社長さんは、実は大学では法律を学び、卒業後不動産系の会社でオフィスのレイアウト業務を担当されていました。

◎熟練工と一緒に会社設立

将来は独立したいと思っておられ、その会社を辞めて、今度はモノづくりの現場で働いておられました。そこで、知り合ったのが先輩上司の溶接の熟練工でした。
この溶接の熟練工と一緒に会社を立ち上げられたのです。だから、社長は営業や経営に専念し、現場の溶接は先輩上司の職人さんの任せておられます。

◎大手企業へのアプローチ

大手企業へのアプローチも積極的にされます。溶接技術の共同開発をされていますので、大手企業のイメージや技術力をうまく活用して、会社のブランド力を高めておられます。
これは全て社長が交渉されました。また、公的機関にも出向かれて、補助金、助成金などもうまく活用されます。ものづくり補助金もとっておられます。

◎社長業と現場の仕事

こうした積極的な動きは、職人社長ではなかなか出来ません。どうしても、現場の仕事が中心になってしまいます。フットワークの軽い社長が必要なのです。
今までは、中小企業では何もかも社長がやっていました。でも、中小企業の経営環境も複雑になっており、社長業と現場の作業の両立はだんだん難しくなっています。

◎プロの経営感覚を

プレーイングマネージャーではなく、プロの経営感覚を持たなければなりません。現場を重視しないと行けませんが、中小企業こそ会社をどう発展さて行くのか、明確なビジョンをもった経営力のある社長が求められているのです。


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