竹原編集長の明るいコラム

『人材採用決め手の手紙とは??』(Free)

2016年4月30日

◎ニュービジネスに出会う

これだけたくさんの企業取材をさせていただいていますが、それでも時々全く知らないビジネスに出会うことがあります。先日のあるスタートアップ企業のプレゼンテーションで、新しいビジネスを教えてもらいました。
そのビジネスとは、リファレンスレターでした。この言葉聞いて、え?何のことと思ってしまいました。社長さんのお話を聞いて、やっと分かりました。

◎人物評を聞くレター

企業が人材採用に当たって、採用候補者の友人、知人、上司や親戚などに手紙を出し、この採用候補者がどんな人物なのか、人物評を聞くレターでした。日本の企業ではほとんど採用していませんが、欧米企業や中国企業では、このリファレンスレターを採用するケースが増えています。
ところが日本の企業は、依然、履歴書、職務経歴書や面談で人材を判断、採用するしないを決めているのです。わずかな時間の面談で、その人物を目利きし、判断しないといけません。

◎能力や性格がより正確に分かる

そんなこともあってか、企業と採用者の間でのミスマッチが生まれ、採用してもすぐに辞めてしまうのです。採用候補者が前の会社に勤めて時の上司から、その人となりを聞くと、その人物の能力や性格がより正確に分かります。
わずかな時間の面談だけでなく、その人物を知る人のいろんな声を集めて、総合判断しようという仕組みです。確かに、その人物がより分かるようになります。

◎本音で書いてくれる

プレゼンされた会社は、これをクラウドを利用してインターネットで素早くやろうというビジネスモデルです。このリファレンスレターを誰に書いてもらうかは、採用候補者が選択、直接頼みます。上司、親兄弟でも良いそうです。
「親しい人に頼むと良いことばかりを書きそうで、本当の人物像が得られないのでは」と、社長さんのお聞きしました。そうしたら、「いやいや、結構本音でその人物のことを書いてくれます」とおっしゃいます。

◎個人で作成、自己アピールに

最初はレターを書いてくれる人にお金を出していたそうですが、「お金をもらうと逆に書きにくい」という声を相次ぎ、今はお金を払っておられないそうです。確かにそうかも知れません。お金をもらわない方が、本音で書けると思います。
最近では、個人が自分の周りの人に頼んでリファレンスレターを作成、採用面談の時に企業に提出されるケースもあるそうです。自己ピーアールの手段として有効かも知れません。

◎日本でも普及しそう

今のところ、ほとんど外資系企業から受注だそうですが、日本の大手企業でのリファレンスレターに注目しており、将来、普及する可能性ありありそうです。今回も良い勉強をさせてもらいました。


▶▶▶▶▶▶【YouTube】4/10^UP


▶魅力と驚きが詰まった作品展


三田理化工業社長 千種 純さん

応援・協力

明るい認証制度「AKS0041」

日本一明るい経済新聞は、明るいシステム倶楽部の協力を得て、職場を明るくする認証制度をスタートしました。

(続きを読む)...

本誌をバックアップ!! 財界アドバイザー

「日本一明るい経済新聞」は、各種財界人からのバックアップを受けております。

(続きを読む)...

KANSAI仕事づくりの会

KANSAI仕事づくりの会は、「αゲル」「曲面印刷」を開発した、アース研究会会長である中西幹育氏を囲み...

(続きを読む)...

twitter 日本一明るい経済新聞 編集長 竹原信夫

Notice [PHP]: Undefined index: cid in file kernel/block.php(136) : eval()'d code line 41
Notice [PHP]: Undefined index: cid in file kernel/block.php(136) : eval()'d code line 41
Notice [PHP]: Undefined index: cid in file kernel/block.php(136) : eval()'d code line 41
Warning [PHP]: opendir(/virtual/119.245.206.194/home/system/modules/blog/images/caticon): failed to open dir: No such file or directory in file class/xoopslists.php line 113