突っ張り棒シェアＮｏ.１！　商品開発力とメディア戦略　元新聞記者の女性社長

平安伸銅工業

2016年6月27日

　大阪市の平安伸銅工業（ＴＥＬ；０６・６２２８・８９８５）は突っ張り棒シェアＮo.１メーカー。元大手新聞記者の竹内香予子社長は高い商品開発力とメディア戦略でマーケット開拓を進める。

　昭和２７年の創業期にはアルミサッシの普及に大きく貢献した実績を持つ。その後、収納用品として突っ張り棒を開発、整理収納文化を広め、今では押入れやキッチン、洗濯機周り、室内物干し、インテリア収納から防災まで日常生活に欠かせない存在となっている。

　突っ張り棒を中心としたアイデア満載の商品は年間３００万本を生産。今後も収納グッズとして「あったらいいな」をテーマに商品開発に磨きをかける。

　２０１４年には「お片付けで毎日を笑顔に！」と整理収納のプロ５０人によるウェブサイト「cataso（カタソ）http://cataso.jp/
」を立ち上げた。整理収納のプロが生活シーンに応じたオリジナル収納ノウハウやイベント情報を提供、個別相談からセミナー講師の依頼まで応じる。アクセスは３０万ＰＶを超える人気サイト。「整理収納のプロと企業・消費者を結ぶプラットホームとしたい」と竹内社長。

　社内では常に社員と昼食を共にして情報を共有、共感経営を推進する傍ら、平成２５年には整理収納アドバイザー１級を取得。日本の整理収納文化を国内だけでなく海外へも広げようとする元気な女性社長だ。