竹原編集長の明るいコラム

『知らないブランディングも!』(Free)

2016年7月16日

◎ブランドイメージ持つ大手

販売促進の一環として、ブランディングが中小企業でも大きな関心を持っています。大手企業と違って、無名の企業イメージを、どうすれば良くなるか、頭を痛めておられます。
 中小企業経営者にとっては、大手企業は最初から高いブランドイメージがあり、うらやましい限りです。

◎本当にそうか?

パナソニックや資生堂、サントリーというだけで、消費者は流れます。同じものをつくっている中小企業の商品は、だれも手を出してくれない。
 そんな風に思っておられる自虐的な経営者さんも少なくありません。でも、本当にそうか?というと、必ずしもそうばかりではありません。

◎130年ぶり新ブランド

 この春、大手の酒造メーカーが130年ぶりに新ブランドを発表、話題になりました。これまでなら、あの大手のお酒ということで、みなさん安心して飲まれていました。
 どこどこは甘口、どこどこは辛口と大手のナショナルブランド中心に日本酒は売れていました。ところが、最近、流れが変わってしまいました。大手ブランドのお酒に対する消費者の魅力がガラッと変化しました。

◎隠れた地酒に魅力

 昨年、今回新ブランドを打ち出したところとはまた別の大手酒造メーカーで、こんな話を聞きました。「最近、うちの営業スタッフは会社のブランドでお酒を売りたくない。会社のブランドをいうと買ってくれないというです」と。
 まさに、その流れなのです。消費者は大手酒造メーカーのお酒は、どこでも買えるし、魅力がないとのです。逆に、地方の隠れた地酒に魅力を感じておられます。

◎どこにでもあるもの手を出さない

 だから、元気な居酒屋の店主は日ごろから地方で出向き、都会ではなかなか手に入りにくい地酒を探し、自分のお店だけに置かれています。隠れた銘酒こそ、消費者が求めるお酒です。
 大手ブランドは隠れていません。知れ渡りすぎているのです。こだわりの消費者は百貨店ではモノを買いません。どこでも、売っているものには手を出さないのです。

◎名前を隠して販売

 ちょっと長くなりましたが、だからこそ、この大手酒造メーカーは130年ぶりに新ブランドを出されたのです。ビンのラベルに、その端の小さな字で酒造メーカーが書かれているだけ。極力、大手メーカーの名前を隠されているのです。

◎希少価値のブランディング

 今までは、大勢の人に知ってもらうことがブランド価値だと思われてきました。しかし、今は真逆です。知られないことが、ブランド価値にもなるのです。
 地方の地酒は、ほとんど地元の中小企業です。知らてないことが、希少価値になってブランディングされているのです。

◎中小企業の時代だ

 いよいよ、中小企業の時代です。ピンチはチャンス。弱みが強みに変わってきたのです。知られていないこと、無名がプラスになっているのです。
 中小企業の時代は今からです。自信を持って頑張りましょう。


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