◎インタビューは教わる場
社長さんに取材に行くと、教わることたくさんあります。その業界の専門家ですから、おっしゃることに「なるほど!」と納得させられること少なくありません。だから、社長さんにインタビューするのは、教わる場でもあるのです。
先日、取材にお邪魔したのはモノづくりの会社でした。自動機などを製造されていますが、ほとんんどがオリジナルの機械。特色は、産業用ロボットなどを組み込んだ製造ラインのシステムでした。
◎分かっているのは使っている人
「父が早く亡くなってしまい、24歳から跡を継いでいます。産業用ロボットを組み込んだのは、ボクの代になってからです」と社長さん。現場で長く産業用ロボットとかかわって来た社長さんだけに、その言葉には重みがありました。
ロボットについては、ロボットメーカーや大学の偉い先生、ロボット博士を話をされます。でも、「一番、ロボットのことが分かっているのは、メーカーでも、大学の先生でもありません。ロボットを使っている人、オペレーターですよ」と。
◎産業用ロボット演奏会
なるほど、その通り。この社長さんが、今の産業用ロボットのことを、一番ご存知なのです。そして、ある外国の産業用ロボットメーカーのユニークな取り組みを動画映像で見せてもらいました。
産業用ロボットのモーター音、機械音に注目、複数の産業用ロボットによる演奏会を開かれました。また、クラブのDJを産業用ロボットにやらせたりしています。
◎外国ではこんな使われ方も
圧巻だったのが、ジェットコースターをマネたロボットコースターでした。産業用ロボットのアームの先の2人用のイスを置き、そこに人を乗せて振り回す乗り物。産業用ロボットをアミューズメントにされたのです。
産業用ロボットは3軸で多彩な動きが出来ます。お客様はあらかじめ決められた動作パターンのプログラムの中から初心者、中級者、上級者など複数のパターンの中から選択。その通りの動きを楽しめます。安全です。
◎規制の壁
映像では、子供たちが産業用ロボットで楽しそうに遊んでいました。これは、日本でも流行りそうと思っていたら、「残念ですが、日本ではできませんな」とおっしゃいます。
「え!なぜ?」と思っていると、「日本では産業用ロボットには規制があり、動作範囲の中に人が入れないようになっています」と。あ~、また規制の壁です。
◎人型ロボットに発展
この社長さん、「産業用ロボットは今は腕だけですが、今後は頭、身体、足と人型ロボットになって行きます」と断言されます。
うーん、まだまだ言いたいことあります。この続きは次週に。すみません!
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