竹原編集長の明るいコラム

『若者は中小企業を目指す!』(Free)

2017年1月29日

◎働く人の意識改革

働き方改革が言われていますが、それだけではありません。働く人の意識改革も進んでいるように思えます。若者を見ていると、その変化を痛切に感じます。
確かに学生の大半は、今だに大手企業を目指しています。両親や周りの友達の影響もあるのでしょう。勉強も一生懸命して、目的の大手企業に就職。

◎問題は企業側にも

そんな若者が、ある日突然辞めてしまうのです。数年で辞めてしまう新入社員が増えています。「今の若者は…」と、ついつい言ってしまいたくなります。
ゆとり世代の影響?頑張らない、やる気のない若者。1つの社会現象でもあるように言われます。何か若者に問題があるような報道が多いですが、問題は起業側にもあると思います。

◎中小企業に就職する院生

若者の大企業離れが、実は密かに進んでいます。前にもお話をしたかも知れませんが、京大の大学院生2人がボクがやっています中小企業の勉強会にオブザーバー参加した話です。
時間があったので、「就職先は決まっているの?」と質問したところ、2人とも中小企業への就職が内定しているとの返事。参加されていた社長さんは、びっくりされて、「どうして中小企業なの?」と突っ込みました。

◎大企業は面白くない

そうすると、「大企業は面白くありません。将来、起業したいので中小企業を選びました」と。しっかりした若者です。将来を考えて中小企業を選んでいるのです。
先日、取材させてもらいました旬の魚や野菜を売っている若者。物腰も柔らかく、どことなく品格がありました。ついつい、「前は何をしておられたのですか?」と、お聞きしました。

◎大手商社を辞めたエリート

「実は昨年まで大手商社で働いていたんです」と言われます。それこそ、誰でも知っている超大手商社です。6年間働いていたそうですが、生活感の感じられない仕事に嫌気がさし、退職されたそうです。
せっかく入社した超大手企業でしたが、面白くないので辞められたのです。もったいないと思いましたが、若者には耐え難い仕事だったのでしょう。

◎楽しく魚や野菜を販売

「昔の商社は若い社員に、好きなことをやらせていましたがね」と言うと、「いや、いや今はそうでもありません」とおっしゃいます。ビルの1階の小さなスペースで魚や野菜を販売されています。お金はないかも知れませんが、楽しそうです。
ネットやSNSを活用して、大阪だけでなく、全国にも販売されています。最近では、アジアにも目をつけて日本の魚や野菜を販売されようとしています。

◎大企業の衰退が深刻

今は、まだスタートアップ起業です。でも、商社で培った商売のコツを活かして頑張ると、大きく成長する可能性は大いにありそうです。大手商社にとっては、こんな優秀な人材を失ったのは大きいと思います。
コンプラ、超過勤務、鬱社員…。なんか、大企業の衰退がどんどん進んでいるよう。若者は中小企業を目指しましょう!


▶▶▶▶▶▶【YouTube】4/10^UP


▶魅力と驚きが詰まった作品展


三田理化工業社長 千種 純さん

応援・協力

明るい認証制度「AKS0041」

日本一明るい経済新聞は、明るいシステム倶楽部の協力を得て、職場を明るくする認証制度をスタートしました。

(続きを読む)...

本誌をバックアップ!! 財界アドバイザー

「日本一明るい経済新聞」は、各種財界人からのバックアップを受けております。

(続きを読む)...

KANSAI仕事づくりの会

KANSAI仕事づくりの会は、「αゲル」「曲面印刷」を開発した、アース研究会会長である中西幹育氏を囲み...

(続きを読む)...

twitter 日本一明るい経済新聞 編集長 竹原信夫

Notice [PHP]: Undefined index: cid in file kernel/block.php(136) : eval()'d code line 41
Notice [PHP]: Undefined index: cid in file kernel/block.php(136) : eval()'d code line 41
Notice [PHP]: Undefined index: cid in file kernel/block.php(136) : eval()'d code line 41
Warning [PHP]: opendir(/virtual/119.245.206.194/home/system/modules/blog/images/caticon): failed to open dir: No such file or directory in file class/xoopslists.php line 113